編集長ブログ
COMPASSの取材で出会ったこと、訪問地域、考えたことについてつづります。
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羽田もいいけど、成田もね!
2016.02.21
駅で検問を受け、バスに乗って空港に向かった日が懐かしいですね。海外旅行といえば、成田。成田に行くまでが一つの旅行だった世代としては。
2月19日の日経新聞に、羽田から米国東海岸への直行便就航交渉がまとまったとの記事がありました。
羽田の立地には優位性があり、ヨーロッパ便が就航したときは一気に世界が近くなった気がしました。
ニューヨーク直行便が就航すればなおさらです。
また、羽田の国際線ターミナルは、チェックインから搭乗口までの動線に無駄がなく、時間を有効に使える点も素晴らしいと思います。
では観光客として、
大きなスーツケースを持って日本の交通網に詳しくない状態で降り立ったとき、
羽田の「便利」さはどうでしょう。
<羽田は到着後に課題>
「空港専用特急」がなく、東京駅や新宿駅へ一本でいけない羽田は、その先の移動がわかりにくい空港です。
特にラッシュ時、たくさんの荷物を抱えて浜松町、品川で乗り換えるのは大変(第二、第一ターミナルで人が乗っているので座れないことも多いです)。
そもそも、路線が複雑な京急は、日本人でも普段使っていなければ難しく、普通列車なので荷物置き場もありません。
なら、バスでしょ!
はい。
私も荷物が多いときは、「階段を使わずに最寄駅と空港を結ぶ鉄道ルート」か、バスを利用します。
なんといっても新宿や池袋、ホテル等に直接行けるのはメリット。
ただ、都心に近い国際線ターミナルを出発してからグルっと回って国内線第二、第一ターミナルを経由するため、羽田地区を出るまでに15分、余分に時間がかかります。
ああ、もったいない。
なんだか、ネットワークのラストワンマイル問題に似てる感じがします。
<大きなスーツケースを持っているときは便利な成田>
成田からは、バスだと時間がかかりますが、
成田エクスプレスがあり、東京、横浜、渋谷、新宿に直行できます。乗り換えがないのは利便性が高いですね(料金はちょっと高いです…(^_^;))。
首都圏北方面に行く場合は、日暮里乗り換えさえクリアできれば、北総線経由でスピードアップしたスカイライナーで意外に速く到着できます(直線線路を疾走するのは気持ちがよいです)。
それほど急がないなら、バスも東京駅まで事前予約で900円だったり、ゆったり1000円だったり、選択肢が豊富です。
空港の周辺にはホテルも多く、観光客目線でいうと、今の成田も、そんなに不便ではないと言えます。
となるとやっぱり、役割分担の明確化ですよね。
・ビジネス搭乗率が高い路線と近距離路線、国内各地に乗り継ぐ人は羽田、
・東京を目的地にする一般客が多い路線と国際線同士の乗り継ぎは成田、
とすみわけ、利用者もそれを理解して2空港を有効に使い分けたいものです。
これからは、何事も競争より協調が大切ですよね!
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