編集長ブログ
COMPASSの取材で出会ったこと、訪問地域、考えたことについてつづります。
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正確な地図、わかりやすい地図
2016.04.08
歩く速度は遅め、ぼんやり景色をみていることも多いので、よく道を聞かれます。
出張先や海外でも聞かれるので、よっぽどのんびりしているんでしょう。
さらに、地図好きなので、道を聞かれると燃えます!
「この人は道、聞いても大丈夫」光線が出ているのかもしれません。知らない人と共通目的に向かって話すのは、結構たのしいですし。
会社の周辺は、住宅とオフィスが混じった静かな場所。学問の神様「湯島天神」も近いので、道を尋ねられる確率も高し。
海外からの方だと、以前は和風のホテル、「ホテル江戸屋」ですね。近所のことは意外とわからないですが、日本情緒が楽しめるホテルとして人気らしいです。
最近、「EDOYA WA DOKODESUKA?」と聞かれないのは、メジャーになって道案内情報が充実してきたからなのか…。
さて、今朝、例によってのんびりと会社に向かって歩いていると、「このあたりのことお詳しいですか」と女性から尋ねられました。私の前に声をかけた方には断られたようです。
「はい、なんでしょう!」(教える気満々!)
「ここに行きたいのですが…地下鉄の駅から歩いてきてわからなくなりまして…」とWebからプリントした地図を出されました。
地元?ですから、場所はおおよそわかりました。
会社と同じ方向だったので一緒に歩くと「あった!」と。お役に立ててなによりでございました。
ただ、この地図じゃ迷うのも仕方ないなぁと。
プリントからわかるのは、道の名前、コンビニのマーク、いくつかの建物名、駅との位置関係などなど。
地図が正確なのは間違いないですが、「目的地に着くために最適な地図かどうか」というとどうでしょう。
この方が迷わずに目的地につくために何が必要だったかと考えるに、
・坂道を上る途中だということ(高低情報)
・行き過ぎてしまうが、看板のある「ホテル江戸屋」を目印にすること
・角地の建物の色を示すこと
などでしょうか。
私も企業訪問をする際、周辺が住宅地だとWeb地図のみでは苦戦することがあります。
来訪者に向けては、住所からカンタンに調べられるWebの地図に加え、「現場に立つと見えるもの」の情報を合わせて伝えておけば、より親切ですね。
「スマホで地図を表示し、拡大すればいいじゃないか」
「グーグルストリートビューがあるじゃないか」
と突っ込まれるかな?
知らない道端でこれをやるのも結構難しいんです。東京のように中くらいのビルが並んでいると、ビルの名前が簡単にわからず迷ったり(ビル名と、ビル1Fに何があるかは一致しなかったり)。
今は自社の場所を伝える際、ホームページにWeb地図を表示し、ポイントすること多いですよね。
そこに、「その場に立った人」の視点でもう一言、一地図、一写真加えると、お客様の迷いを減らせるかもしれません。
正しい地図に加えて、わかりやすい地図を。
観光地でもらう手書き地図がとってもわかりやすいと散策が楽しいのも同じ理由だと思います。
これもおもてなしの一つと言えそうです。
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