編集長ブログ
COMPASSの取材で出会ったこと、訪問地域、考えたことについてつづります。
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手帳から始まる女性の活躍
2016.04.13
4月スタートの手帳を買いました。
「黒革の手帖」ではなくピンクのファミリー手帳。仕事用ですが、薄いのにプロジェクト管理に使えるなかなかのものです。
手帳といえば、COMPASS2016年冬号で紹介した群馬県の訪問看護サービスCOCO-LO。
出産・育児を乗り越え女性が元気に働く秘訣は、難しい経営論でも最新のITでもなく、
「手帳」だったのです。
「女性の活躍」と言うのは簡単ですが、パートナーがよっぽど家事育児上手でなければ、女性の負担はとても大きい。
産休や育休をとったり、急に子どもが熱を出し出勤できなかったり。 仕事と家庭の両立の現実は、計画性を重視するものと、計画通りにはいかないもののせめぎ合い。
会社側から見ると「出勤できない」期間や時間のやりくりが課題になります。
休みを受け入れつつ仕事を止めないためには、「代わりの人」が必要です。つまり、多めに人を採用しておかねばなりません。
そこで、COCO-LOでは、一人が一人分を超えるパフォーマンスを上げることで、人材を多めに採用し、いざというときも仕事を回せる体制を作りました。
限られた時間に多くの仕事をこなすためのツールが、日々の仕事スケジュール管理を行う「手帳」なのでした。
スケジュールだけなら、グループウェアを使えば簡単にできる時代。しかし、今日すべき仕事を書きだし、予定を立て、その時間で実施できたかどうかチェックするには、やっぱり手帳が便利。
現物を見せていただきましたが、勤務時間に相当する時間帯は、びっしりと予定が埋まっていました。
書くことで、やるべきことを思い出し、順番を組み立て、頭が整理される面も大きいですよね。
なんでもデジタル化して紙を持たない会社も増えているようですが、手を使って書くことには、記録するのみならず脳に働きかける意味があると思います。
限られた時間を徹底的に有効活用して結果を出そうという思いを社員が共有できた会社は強い。
長時間労働が当たり前になっていたり、生産性の向上に悩んでいるなら、参考にしたいですね。
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