編集長ブログ
COMPASSの取材で出会ったこと、訪問地域、考えたことについてつづります。
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みんなで合格! 情報セキュリティマネジメント試験
2016.05.26
春期情報処理技術者試験が実施されました。
かつて、ITパスポート試験(当時は初級シスアド)、第二種情報処理技術者試験の参考書や問題集を作っていたものとしては、
このたび新設された「情報セキュリティマネジメント試験」にて、
ふたたび、情報処理技術者試験が身近な存在になりました。
いまは、ネットで成績照会までできるんですね。
私の知っている専門家の方もずいぶん受験されたようで、
「合格した」との声がたくさん聞こえてきました(さすが、高得点合格のようです)。
この試験、第一回目や受験者に対する合格率が88.0%。
受けた人がほとんど受かるというのは、初回のためおそらくセキュリティを仕事にしている方が多いからでしょう。
正解率で合否判定されるので、基準に達した人が合格するのは当然ですね。
セキュリティ人材育成の目的からすると、合格者は多いほうがむしろ望ましいです。
とはいえ、一般企業の人・情報処理技術者試験に慣れていない人にとっては簡単ではないはず。
仕事の合間に勉強するのも大変ですから、ユーザーで合格した人は胸を張って会社にPRしましょう!
これからITユーザーの受験が増えるほど、合格率も下がると推測します。
さて。
私は試験というものが嫌いです。できるだけ避けたいタイプ。
昨年、キャリアカウンセラーの資格を取得するため、
ほんとに久しぶりに試験を受けましたが、冷や汗ものでした(^_^;)
もちろん受けるからには合格はしたいものの、
新しいことを知る、役立つ知識を得られるプロセスの方に興味があってのチャレンジ。
テクニックだけ学んで合格しても、「その道のプロ」として仕事ができないのでは悲しいですから。
なので、過去問で解くテクニックを学ぶのは最後で充分、テーマごとにしっかりとテキストを読み、学ぶのが好み。
試験に出ることしか書いていないテキストより、その後もずっと使える解説書を求めるので、
「当たる問題集」はどれ? ということもあまり気にならないです。
そう。
情報セキュリティマネジメント試験のように、ユーザーが実務でセキュリティ対策をしっかりするための試験なら、
学ぶプロセスを大切にしたいですね。
たとえば、
・じっくり学べる標準テキストがある
・仲間と学べる講座がある
・お互いのセキュリティ上の課題を情報交換できる場がある
など。
試験に至るまでのプロセスが充実していることで、
受験をきっかけに「使える知識」を得られる気がします。
試験はスキル証明ではあるが、目的ではなく手段。
この精神で、試験にかかわるサポートが増え、
試験の価値が高まることを期待します。
われわれも何かできることはないか、と考え中です。
さて、秋期試験は10月16日。
会社のセキュリティを守る知識を得て貢献すべく、挑戦しませんか?
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