編集長ブログ
COMPASSの取材で出会ったこと、訪問地域、考えたことについてつづります。
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GO! と言えば…
2016.07.28
私のなかで「GO」と言えば、「ポケモンGO」より、
テレビドラマ「家売るオンナ」(日本テレビ系)、三軒家万智のセリフ「GO!」。
放送終了後のネット配信を見ています(テレビないもので)。
「家売るオンナ」 番組のHP↓
http://www.ntv.co.jp/ieuru/
(ネット配信はテレビ局がやっている正規のものです。念のため
民放公式テレビポータル「TVer」 http://tver.jp/ )
どんな家でも売るという営業担当者を描く、不動産売買を舞台にしたちょっとコメディなドラマです。
部下に「すぐ行動しなさい」と指示するときに北川景子さん演じる主人公が「GO!」と叫びます。
やり方は強引ですが、「私に売れない家はない」と、「問題のある家」であってもどんどん契約を獲得していきます。
もちろんドラマですから現実にはありえないことも出てきますが、
見ていて、なるほど、と思うのが「売る」ための着眼点です。
・その家ならではの特徴を事実として冷静につかむ
・特徴を先入観なしに分析し、どのような顧客のニーズを満たすかの視点でとらえ直す
(この家は〇〇向き、〇〇だからマイナス、などの固定概念にとらわれない)
・候補となる顧客を選定し、決断への情報提供や場づくりを行う
一般的な概念からデメリットに見えることも、状況や好みが違う人のメリットになりうるし、
唯一無二の良さになることもあるからです。
私が以前住んでいた家は北西角で、第一開口部が北側。
南向きが好きな日本では、一般にはあまり好まれませんが、
窓が大きいので明るく、一日中採光が安定しており、本を読んだりPC作業をしたりする人にはメリットになります。
一般論では見落としがちな価値に光を当てる着眼点、気づいてもらうために情報をわかりやすく伝える力、と言いましょうか。 固定概念にとらわれず、柔軟な発想で顧客メリットを提案できることが、 マッチング力ですね。
一つとして同じものがない住宅は、究極のマッチングビジネスと言えます。
こうした「提案」が強引過ぎるとただのしつこい営業、加減が絶妙で顧客本位だと、すばらしいコーディネートとなります。(そもそも、なんでもいいから売ればよい、というまだまだ多い「困った営業」は論外として…)
「マッチング」は会社とIT活用をつなぐ我々にも、大切な仕事の一つです。
どんな会社にどんなITが使えるか。
一見あまり関係がなさそうでも、各企業の課題をよく見ていくと、使い方次第でとても有効なITがある――そんな提案を誌面やWebを通じてさらに行っていきたいと思います。
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