【連載】中小企業の販売促進・集客・宣伝 新常識(第6回)
2016.11.15
適切なキーワードの設定方法とは?
第4回、第5回では、SEOの基本的なテクニックを取り上げました。
今回は、その中の「(7)適切な検索キーワードの設定と分布」に関して詳細を見ていきます。
Yahoo! や Google などの検索エンジンで検索するときには、
「横須賀で空いている駐車場」 のような文章ではなく、
「横須賀 駐車場」のように、
複数の単語を空白(スペース)で区切って検索します。この「横須賀」や「駐車場」のような検索する単語のことを「検索キーワード」といいます。
図1は実際に Google で「横須賀 駐車場」を検索した例です。
検索結果の上位で表示される太字の部分や、その下の文章の中に今回の検索キーワードである「横須賀」や「駐車場」が含まれていることがわかります。
検索結果で表示される太字の部分はWebサイトのタイトル、その下の文章はWebサイトの本文の抜粋(スニペット)です。
この例でわかるように、検索キーワードがWebサイトのタイトルや本文に含まれていることが、検索順位には非常に重要です。
また、その検索キーワードがWebサイトのタイトルや本文になるべく多く含まれているほど、効果は上がります。
どのような検索キーワードで検索されたいのかを考え、その検索キーワードをなるべく多くWebサイトのタイトルや本文に含めること、が非常に重要なSEOのテクニックになります。
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適切な検索キーワードの設定
どのような検索キーワードを重視するかに関しては、検索する人の気持ちに立った顧客目線が必要です。
自社や自店舗の商品やサービスに興味がある人(見込み客)はどのような検索キーワードで検索しそうでしょうか。
たとえば横須賀でラーメン屋を探しているのであれば、「ラーメン 横須賀 しょうゆ こってり」などが検索キーワードとして想定されます。
ひらがなやカタカナ、漢字などの違いも大事です。たとえば「みかん」と「ミカン」と「蜜柑」はそれぞれ別々のキーワードとして扱われ、検索結果も異なります。
また、検索キーワードとしてふさわしくない単語は避けましょう。
たとえば「駅から1分」と検索する人はいませんよね。この場合は「駅近」などが適切な検索キーワードになります。
その他、「横須賀」などの地名や、「安い」や「評判」、「おいしい」などのキーワードも良く用いられます。
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検索キーワードの数と重要度
自社のWebサイトに含める検索キーワードは、ある程度の数が必要です。
最低でも20個程度はキーワードを選定しましょう。
またそのとき、どのキーワードがより検索されたいかという「キーワードの重要度」も決めます。
もっとも検索されたいキーワード、次に検索されたいキーワード、のように、重要度順も選定します。
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検索キーワードの出現頻度調査
Webページの中にどのようなキーワードがどのくらい含まれているかは、以下のサイトで無料で調査することができます。
<SEOチェキ> http://seocheki.net/
図2の例では「ネット」がもっとも多く含まれていて、次に「マーケティング」が多く含まれていることがわかります。
なるべく上記で決めたキーワードの重要度順にキーワードが含まれるようにすることが大切です。
Webサイトのタイトルは本文中にはありません。
サイトタイトルを調べるには、ブラウザの上部のタブにマウスカーソルを乗せてください。
図3のようにサイトタイトルを確認することができます。
図3の例では「中小企業向けネットマーケティングサポートカンパニー|ネットマーズ Net Mars」がウェブサイトのタイトルになります。
なお、この「適切な検索キーワードをなるべく多く文章中に含むこと」は、自社のWebサイトだけではなく、ネット上のすべての文章に当てはまります。
Facebook や Twitter などの SNS 内の文章や 、YouTube などの動画の説明文、ブログの文章などネット上のすべての文章において「適切な検索キーワードをなるべく多く文章中に含むこと」を意識してください。
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