特集 「売り」を売り上げに変える「ブランド化」の現場 page 7/44
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「事業継続」という言葉が昨年ほど重みを増した年はなかった。東日本大震災、ユーロ危機をはじめとする世界経済の変動―。今までと同様にまじめに業務を進めたとしても事業を継続できる保証はないことを、皆が実感し....
「事業継続」という言葉が昨年ほど重みを増した年はなかった。東日本大震災、ユーロ危機をはじめとする世界経済の変動―。今までと同様にまじめに業務を進めたとしても事業を継続できる保証はないことを、皆が実感した。昨日は来た発注も、世界のどこかで事件が起きれば明日はなくなるかもしれない。下請け構造に組み込まれ動きがとれなかったり、事業分野がシュリンクに向かっている場合などは、廃業を検討せざるを得ない局面も出るかもしれない。一方で、変化や危機は「第二創業」のエネルギーにもなる。温めていた構想を形にしたり、新商品を開発したり…。これまで「新規事業を」と呼びかけても従業員がついてこなかった会社も、「仕事がないなら何か考えなくては。顧客を探さなくては」との意識変化が起こりやすい。商品特性が明確なら手軽なITが営業に貢献直面した危機を、自社の得意技を活かし新事業を立ち上げることで乗り越えようとしている企業がある。売上が前年同月比50%―岐阜県のミサト工業は、この現実に直面し、オリジナル商品の開発に踏み出した。自社に合う公共工事が1年間ない―北海道のタグホームは、この予測から住宅建築の事業部を立ち上げた。価格だけの競争になった―静岡県のアクタは、販売先の業界事情に悩み、自社ブランド商品を個人客へ販売する体制にシフトした。人手もお金もかけられない中、各社が新たな取引先の開拓や顧客との関係強化に取り組む際に力となったのが、ツイッターやFacebookなどのソーシャルメディア、スマートフォンやタブレットなどのモバイルである。ツイッターは140文字以内で今起こっていることを「つぶやく」ツール。面白いと思った人のつぶやきを自分の画面に表示する「フォロワー」機能や返信機能によって、発言がネットワーク化される。Faceobookは実名参加を原則とし、Facebook上の「友達」関係をベースに個人が持つ情報を開示し、共有していく。現場上変えるの現場上に変えるの現場上に変える化」の現場化」、Facebook、モバイル?スト削減の側面と、売上アップに代表されで提供されているソーシャルメディアのは、使い方次第で商品の「ブランド化」を42012.冬号2012.冬号