少ない人手で飲食店の繁栄を導くIoTシステム登場
IoT・位置情報POSレジ・注文受付タブレット・スマホ・アプリ
Webオリジナル 2017.12.22
飲食店に入り座席に着く。顧客は自分のスマートフォンのアプリを開き、メニューから食べたいものを選んだり何やら操作をしている。
そしてテーブルの上にスマホを置く。
しばらくするとオーダーした食事が運ばれてきた。食事が済むとと、顧客はレジでの支払いをせずに店を出る――これは、東京都渋谷区のピザ&ワインの店エソラ(ESOLA)で実際に行われている注文から会計までの新しいオペレーションシステム「Putmenu」(プットメニュー)である。顧客側は意識しないが、IoTが使われている。
飲食店においては、顧客がテーブルに設置したタブレットを操作してセルフオーダーする方法が広がってきている。ただこの場合、端末や搭載ソフトの使い方が店ごとに違うため顧客が戸惑ったり、慣れない操作で誤注文につながる可能性もあった。Putmenuは「顧客が使い慣れている自分のスマホ」でオーダーできるところが第一の特徴だ。
「そして、飲食店で混雑を招くもう一つの場所がレジです。注文の効率化だけでなく会計までを一気通貫で省力化できるよう考案したのがPutmenuなのです」
開発したボクシーズ代表取締役の鳥居暁氏はこのように説明する。
使い慣れている自分のスマホを使ったオーダーと決済であるため顧客側の操作性は高く、また店側は省力化により料理やサービスの質を高める部分に人を投下できるのだ。
こうした革新的な発想が評価され、当サービスは、「MCPC award2017」でグランプリに輝き、総務大臣賞を受賞している。
ではテーブルごとのオーダーを掴む仕組みはどうなっているのだろうか。
「Putmenu」の内容を詳しく見ていこう。