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宅配便の伝票、まだ手書きしていませんか? ―複合機でできるんです

2019年 夏号 2019.05.30


宅配便の伝票、まだ手書きしていませんか?

仕事の効率を上げて残業を減らし、オフィスの外でも業務ができる柔軟な働き方を実現するために、ITツールは欠かせないものとなっている。
なかでも身近な存在である複合機は、多数備わっている機能を徹底的に使いこなし、会社の力としたいところだ。
ではどんなことができるのか。ブラザーのA3対応ビジネスインクジェットプリンター「MFC-J6999CDW」を例に紹介していこう。

 

 

ビジネスニーズの高いA3対応、なのに低コスト

「MFC-J6999CDW」は、A3対応ながらデスクトップで使える大きさであり、カラー印刷、カラースキャナ、FAX、カラーコピーに対応。本体価格はオープンだが実勢価格で10万円強、プリント単価はモノクロ約0・7円/枚、カラー約3・7円/枚と低コストである。「A3プリントをしたいがコストが気になる」という企業でも、手軽に導入できるだろう。

用紙トレイが3段あり、コピー機のように3種類の用紙をまとめてセットできる。さらにスキャンする原稿サイズの大きさや用紙切れ情報はセンサーで自動通知されるため、設定の作業が軽減される。
特殊用紙は背面のトレイを利用する。普通紙なら100枚までセット可能だ。A4用紙を折らずに封入できる角2封筒も使えるので、タックシールを使わず、ダイレクトに宛名を印字し、作業効率を高めたい。

 

専用のドライバーで送り状印刷が簡単に

基本性能に加え、注目したいのが宅配便の送り状印刷サポート機能である。
宅配便の送り状は、「手書き」「昔購入したドットプリンターで印刷している」という企業がまだまだ多いのではないだろうか。
最近はシール式の送り状が普及しており、宅配便各社から無料で提供される対応ソフトを活用すれば、一般的なプリンターでも印刷が可能だ。

ただ各社の様式に合わせ、プリント前に用紙選択をはじめ細かい設定作業を行う必要がある。
そこで、ブラザーでは大手宅配便会社の送り状印刷専用のプリンタードライバーを公開している。最小限の設定で、バーコードが鮮明にプリントされるなど最適な印刷制御を実現した。

特殊用紙への印刷では紙の向きや表裏の間違いにより印刷の無駄を出してしまうことがある。この点もプリンタードライバー上でわかりやすくナビゲートしている。
これからは、送付先のリストが用意できれば、宅配便の送り状を簡単に印刷できるのだ。手書きをしている場合はもちろん、印字の際に時間を要していた企業にも朗報である。

 

人手を介さずにクラウドにデータをアップ

柔軟な働き方へのサポートとしては、スキャンした文書や受信したFAXを指定のクラウドサービスへ自動的にアップするクラウドとの連携機能が便利だ。人手を使わず、社内のパソコンも経由せず、「MFC-J6999CDW」からダイレクトに保存される。
資料をスキャンして自宅作業時に活用したり外出先にいる担当者と共有したり。また、気になる顧客からの受注FAXを出先で確認し、すぐにお礼の電話と作業指示をすることも可能になる。

以上のように、「MFC-J6999CDW」は業務の効率化をサポートする。しかし、ここで紹介したのはまだ一部である。多彩な機能を徹底的に使いこなして時間を生み出し、生産性の向上や働き方改革に役立てたい。
ブラザーでは、同機以外にもニーズに応じて選べるよう豊富なラインナップを揃えている。用途に応じて使い分け、成果を出そう。